「明日の風」部員の投稿記事

※注 約30年以上前に書いた投稿記事です。

「創る」ということ

田中 美鳥

第四期生 田中 美鳥
「創る」。「造る・作る」ではない。思い巡らし、悩み、しかし、飽くことのない営み。一言で、人間のすべてをつくしている。 個として「創る」ことは、日常生活のあらゆる場面で行われ、本人がそれと気づく間を許さない。一分間、自分に注目してみれば、すべては「創る」ことによって出来上がっている。人は、自分を「創る」ことで生きている。 集団として「創る」ことは?あらゆる場面で、無意識に…とは言い難い。 意識され、集団として生きることを前提として行われる。個を「創る」時には決して現れ得ない対立が、生まれる。その中で、煩悩しつつ、なお、「創る」ことは続けられる。 何を目指して「創る」のか。目指す「物」は何もない。目指すという「事」があるだけだ。それが「創る」ということだ。
★ ★ ★
映画は、本来「創る物」であると言われるかもしれないが、私は「創る事」だと思っている。「創る物」としては未熟な映画も、「創る事」としては素晴らしいこともあると思う。私が「創る事」として映画を見るようになったのは多分明日の風に入ってから・・・

ページの先頭へ